

品名 | アプリコット (杏子 バラ科) |
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主産地 | 米国 カリフォルニア州 トルコ オーストラリア |
収穫 | 8月~10月 収穫期をむかえます。 |
加工処理 | 農業主等によって集荷→区分→選別→天日干し→枝取り→選別 |
効能 |
アプリコット(杏子)は、漢方では咳止めや喘息の治療に使用されています。体を温める性質があり、毎日少しずつ食べると冷え性が改善されます。特にまだ種子が出ないうちに、摘んだ果実を干したものには、内臓の機能低下や発熱による腫れ物に効果があると謂れ、喉の渇きや切れにくい痰にも善いとされています。 アプリコット(杏子)は、他の果物よりベータカロチンを多く含みます。ベータカロチンは、抗酸化作用があり、紫外線を浴びた皮膚や目の網膜での活性酸素の発生を抑え、体内での酸化障害を防ぎます。肺がんや、皮膚がんを抑えるめざましい効果があると謂れ、喫煙者には発ガン作用を緩和する力があることで注目されています。 アプリコット(杏子)は、糖質が、消化吸収されるのを抑制することによって、糖尿病患者の血糖値の調節における効果が期待されています。 |
由来 |
アプリコット(杏子)は、紀元前3000年頃から中国東北部で栽培されていた。中国から中央アジア・西南アジア・ヨーロッパへと広がり品種改良され、14世紀初めにイギリスへ伝わった。更に18世紀にはアメリカのカリフォルニアへ伝わり世界一の生産地となった。 アプリコット(杏子)は、日本には、古くから渡来したと言われ、平安時代の「和名抄」「本草和名」に唐桃として記録がある。東北地方・長野県・山梨県に多く産する。 |
逸話 | アプリコット(杏子)を食用とした歴史は非常に古く、旧約聖書に出てくる禁断の木の実はりんごではなく、黄色に熟した杏だと言う説もある。中国では,医師の事を杏林とも言うが、これは董奉という仙人が病気を治療した報酬に、お金を貰う代わりにアンズの木を植えさせ、数年後に杏林となったという故事に由来しています。 |


エネルギー | 288 kcal |
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水分 | 16.8 g |
蛋白質 | 9.2 g |
炭水化物 | 70.4 g |
カリウム | 1300 mg |
リン | 120 mg |
カルシウム | 70 mg |
マグネシウム | 45 mg |
鉄 | 2.3 mg |
灰分 | 3.2 mg |
カロテン | 5000 μg |
食物繊維 | 9.8 g |
コレステロール | 0.0 mg |